[Salesforce] Platformアプリケーションビルダー試験を受けてみた!
Hola〜皆さんこんにちは!Salesforce管理者の清水です。
今日はPlatformアプリケーションビルダー資格試験を受けまして、合格できたのでその受験記録を書き綴ろうと思っています。
Salesforceを1からスタートされた管理者の方は、まず初めに登竜門として認定アドミニストレーターを受験されると思いますが、その次にこのPlatformアプリケーションビルダーの資格を取られる方が多いのではないかなと思っています。この2つの知識を掛け合わせて、実際業務を行うことが非常にあるからです。
Salesforceの認定アドミニストレーター試験を受けてみた
どういった試験?
認定アドミニストレーターは製品知識を問われる物が多かったのですが、Platformアプリケーションビルダーの方が、実践で業務するのをイメージした内容の問題が多かったです。弊社はNon codeでできる箇所は全て、開発者ではなく管理者が担当し自社内で設定してるので、この辺の知識もないと業務そのものが難しいです。
以下のように、基本は認定アドミニストレーターと同様で選択式の問題をどんどん解いて行きます。
- 受験方法: 試験会場での監督付き受験
- 出題数/制限時間: 60 問/ 105 分
- 合格ライン: 63% 以上の正答数
- 試験料: 20,000 円 (税抜)
問題文を読んだ瞬間に、画面上のどの部分のことを指しているのかがまず思い浮かぶレベルまで、実業務をこなす、もしくはTrailhead等で画面設計や項目作成ができるようになっておかないと、知識の暗記だけでは突破は難しいと思います。
例えば「商談にあるXXが入っている項目のレコード数を集計したいときに、何を使うのがベストか?」といったケースの場合、その選択肢の不正解になり得る他の選択肢もそれぞれ自動化でどういった動きをするかというところまで、自分で手を動かして勉強しておく必要があります。
数式・プロセスビルダー・ワークフロー・フロー・Apex・積み上げ集計など様々な機能が選択肢として出題される可能性があるからです。なので単純に問題の丸暗記といった形だと消去法でも難しい場合もあり、出題形式が少し違っただけで、答えられないと思います。
どうやって準備した?
1. Salesforce Certification Days
まず前回と同様にSalesforce社の資格試験対策トレーニングを一日受講しました。
これはSalesforceの資格試験を受験するには、もはや必須だと個人的には思います。出題されるポイントを的を得て勉強していけるので、効率がいいです。ただ平日に一日がかりなので、業務都合をつける必要があります。また今やっているかは不明ですが、試験代の割引のクーポンもSaleasforce社からもらえますので、試験代も安くなるしいいことづくしです。
- 2020年9月に、認定アドミニストレーターのトレーニングを受講した際には、50パーセントOFF
- 2021年1月に、Platformアプリケーションビルダーのトレーニングを受講した際には35パーセントOFF
でした!
2. Trailhead
Salesforceに携わっている方なら、知らない人はいないと思いますが、ハンズオンでできる学習コンテンツです。
先にトレーニングで出題範囲を確認してから、Trailheadを行うのが効率がいいかと思います。ただ量が多く時間もかかるため、実際に日々業務でSalesforceを触っている方なら全てやりきる必要はないと思います、自分の苦手なところをやる感じがいいかと。例えば画面フローの配布や、フローの作成のTrailheadは実業務にはすごく役立ちますが、試験対策で考えたときにそこまで細かくは出題されないからです。
【Salesforce公式】認定 Platform アプリケーションビルダー資格 対策 Trailmix | Salesforce
3. 問題をひたすら8割超えるくらいまで解く
1,2が終わったら最後に、問題を解くのがいいかと思います。
ただSalesforceの資格試験では、公式が出している過去問のような物がないため、自分で有志の方が作成している問題集を解くくらいしか方法がありません。日本語でググってみるといくつか出てくるので、まずはそれを一通りやってみるのがいいと思います。
ただそれでも私は1回目では合格点に達しなかったため、英語の問題集を購入して10セットやり切ることにしました。
参考>
Salesforce Certified Platform App Builder Exam Questions 2021
やはりSalesforceは外資系企業なので、海外の受験者の方が圧倒的に多いです。なので英語がわかる方は海外の掲示板を参考に学習を進めた方が、良いと思います。
何度も言いますが、問題を解いてる最中で実際の設定画面が思い浮かばなかったら、Trailheadもしくは実機に戻ってください。丸暗記で済むような試験ではないと思いましたので、体感で理解するのが必要です。
費やした時間
1:平日1日全てで8時間
2:5 - 10時間くらい。実業務ですでにLightningアプリケーションビルダーの作成など、触っている部分も多かったのでこれは半分程度しかやりませんでした。
3:20 - 30 時間くらい。試験前は土日含めて毎日1-2時間は問題を解きまくっていました。問題文を読んでも設定場面がイメージできなかったり、回答を見ても腑に落ちない時は、Developer Edition環境で実際に自動化プロセスや、数式を組んでみたりしました。
試験結果
これだけやっても、1度目の試験ではPASSできず2度目でPASSできました。
感想としては、認定アドミニストレーターよりも2段くらいハードルが上がった感じがする試験でした。
他ブログで認定アドミニストレーター後、すぐ取得できたといった方もいたので、最初ハードルは高くないのかと思ってました二回目でも結構ギリギリでした。Salesforce社が、この試験をPASSするには最低半年 - 1年程度の実務経験を推奨してるのがすごくわかりました。
最後に
この資格を取得すると、Salesforce社が推奨する標準機能とは何かという部分が深く理解できるようになるので、なんでもかんでもApexで開発すればいいといった思考にならなくなります。
標準機能を使って自動化を組んだ方が、その後管理者が複数人に増えたときにもメンテナンスが楽になりますし、年3回あるSalesforceのバージョンUP時にも機能が保証されていて、サポートも利用できます。
弊社では昔開発した機能が、バージョンUPで改修が必要になってしまってあたふたしたり、昔は機能が用意されてなかったので開発しましたが、今では標準で同じような機能が用意されていたり、サービスアウトしたApexを標準でできるものは置き換えを行ったりしています。
結論としては、
- 数式
- 入力規則
- 承認プロセス
- ワークフロー
- プロセスビルダー
で簡単な自動化は組めるので、まずはそれでできないか考える思考を持つためにこの資格はすごくおすすめです!